偶然 ノ 産物

さて、問題です。
クリスマスローズが好きな方でも結構上級者向けだと思うので、心してかかってください。

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クリスマスローズの花型には花弁(萼片または花弁化した蜜腺)の枚数によって、一重咲き(シングル)、八重咲き(ダブル)、セミダブル(半八重咲きorアネモネ咲き)の3タイプに分かれますが、上の写真のお花のタイプはさぁどれっ?

チコ チコ チコ チコ タイムアッ~プっ!

答えは…



一重咲き(シングル)です。

えっ?花弁の枚数が多いからダブルだろうって???

では解説しよう!
このお花、花弁の枚数が多く見えますが、実は通常のシングル同様5枚弁なんです。そのうちの3つの花弁に切れ込みがうまい具合に入って(根元でつながってます)、ぱっと見ると11枚の花弁に見える不思議なお花です。

ダブルは花弁(萼片)自体の枚数が多弁化してますので、残念ながらブブッー。
セミダブルは蜜腺が花弁化して、小花弁となったもの。この花には蜜腺がちゃんと残っていますのでこれまた残念。

花弁が破れたようにやや切れ込みが入ることは良くあることなのですが、この花の様にちゃんと花弁に見えるように均等に深く切れ込みが入るタイプはあんまり見たことがないなぁ。
2番花、3番花も同じ形なので、この個体の形質と思われます。
シングルの良さを残しつつ、ダブルの佇まいといったところでしょうか?
個人的にかなりツボです。

しかもこの株、先日のリグリクス交配の兄弟で、株を揺らすだけでめっちゃ良い香りが漂うくらいの強香。
そんでもってこの偶然の花型。
(あくまで個人的に)このお宝株は、数時間でウチの店を旅立ってしまいました。

この「偶然」が実生のクリスマスローズの魔力なんですよねー。
あぁ、やめられない。

店主 つやま
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by msgardenstyle | 2011-01-24 18:09 | クリスマスローズ  

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